不動産公正取引協議会連合会
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−第14回通常総会−

 平成28年10月28日(金)午後3時30分から、盛岡市のホテルメトロポリタン盛岡ニューウイングにおいて、不動産公正取引協議会連合会(以下「連合会」といいます。)第14回通常総会が開催され、当協議会から、中井会長(連合会会長)、牧山副会長(同副会長)、小田桐副会長(同理事)、荻原副会長、桃野副会長、大堀副会長、野島副会長及び谷専務理事(同常務理事)が出席しました。

 総会には、ご来賓として、消費者庁表示対策課の猪又課長補佐、公正取引委員会事務総局東北事務所の寺本取引課長、国土交通省不動産業課の佐藤課長補佐、同省東北地方整備局の丹藤不動産適正取引対策官、岩手県建築住宅課の辻村住宅課長のほか、公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会の伊藤会長及び公益社団法人全日本不動産協会の原嶋理事長がご臨席されました。

 総会は、連合会の中井会長(当協議会会長)の挨拶(別掲)及び幹事協議会である東北地区協議会の多田会長(連合会副会長)の歓迎挨拶に引き続き、消費者庁の猪又課長補佐、公正取引委員会東北事務所の寺本取引課長及び国土交通省の佐藤課長補佐からご挨拶(別掲)があり、次いで、多田会長を議長に選出した後、次の議案が審議され、いずれも異議なく承認され、午後5時には議事が終了となりました。

  第1号議案 平成27年度 事業報告承認の件
  第2号議案 平成28年度 事業計画承認の件
  第3号議案 役員選任の件
  第4号議案 各地区不動産公正取引協議会の当面する課題
  第5号議案 第15回通常総会の幹事協議会(北海道協議会)の件

 なお、今期は役員改選期に当たることから、第3号議案(役員選任の件)を承認した後、総会を暫時休会し、総会で選任された理事により、会長、副会長及び常務理事の互選のため第3回理事会を開催しました
互選の結果、これまでどおり、会長には当協議会の中井会長が、副会長には他の8地区の協議会会長と当協議会の牧山副会長が、常務理事には、当協議会の谷専務理事がそれぞれ選出されました。

 通常総会終了後、懇親会を開催し、東北地区協議会の多田会長の挨拶の後、ご来賓の公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会の伊藤会長及び公益社団法人全日本不動協協会の原嶋理事長からご挨拶があり、続いて、前回幹事である九州協議会の加藤会長(連合会副会長)の発声により乾杯が行われ、懇談後、次回幹事である北海道協議会の細井副会長(連合会理事)の中締めで散会となりました。

中井会長 挨拶

【来賓及び会員の皆様への謝辞省略】

 各地区協議会は、適正な不動産情報の提供、不動産広告に対する信頼の向上及び不動産取引の公正化を目的に、公正競争規約の積極的な普及啓発と適正な執行を行っております。併せて、公正競争規約の公正・中立な運用機関として円滑、かつ、効果的に事業を遂行しており、当連合会は、これらの事業をサポートして参りました。
 しかしながら、インターネットが飛躍的に普及し、ポータルサイトに掲載される不動産広告も著しく増加しております。これに伴いまして、実際には存在しない架空物件や成約済み物件、取引する意思のない物件など、いわゆる「おとり広告」が非常に増加し、社会問題にもなっている状態でございます。このような状況を是正するため、各地区協議会は、ポータルサイト運営会社や関係機関等と連携して是正措置を講じているところでございますが、不当な表示は残念ながら一向に後を絶たない状況にあります。
 本日の総会におきまして、各地区協議会から「おとり広告」の実態やその是正に関する取組みなどについて、ご報告があると伺っております。
 今後も皆様方のご協力を頂きながら、業界全体の更なる発展と地位向上を目指し、会長職という責務を全うする所存ですので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 本日は、事業報告の後、事業計画などをご審議いただくほか、各地区の協議会において当面する諸問題などについても、ご協議いただくことになっております。
 この機会に忌憚のないご意見をいただき、本日の総会がその目的を達成できますことを期待いたしますとともに、消費者庁、公正取引委員会、国土交通省、岩手県の関係行政機関をはじめ、各地区協議会やその構成団体、そして、その全国団体の皆様には、格段のご理解、ご指導を賜りますようお願い申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
(文責事務局)

消費者庁 表示対策課
 猪又 課長補佐 ご挨拶

 本日は、不動産公正取引協議会連合会第14回通常総会にお招きいただきまして、誠にありがとうございます。
 不動産公正取引協議会連合会の皆様に置かれましては、創立以来、景品表示法に基づいて認定された不動産の公正競争規約の適正な運用に努めていただきました。
 まず、この点につきまして、中井会長をはじめとする現役員の方々、そして、これまで適正化に御尽力されました関係各位の御努力に対し、敬意を表しますとともに、不動産公正取引協議会連合会の活動を通じて、消費者庁の消費者行政に賜りましたご支援につきまして、この場をお借りいたしまして、厚く御礼申し上げます。
 特に最近、先程お話がありました、ポータルサイト広告における「おとり広告」の違反対策として新たな方策にも取り組んで頂いていることに関しても感謝いたします。
 消費者庁は、平成21年9月に発足し、本年で発足してから7年を経過したところです。その間、消費者行政の「舵取り役」として、消費者が主役となって、安心して安全で豊かに暮らすことができる社会を実現するために、関係機関と密接に連携し、さまざまな施策を講じてまいりました。今後も引き続き、消費者・生活者の視線に立ち、一層積極的に取り組むよう努めてまいりたいと考えております。
 景品表示法をめぐる動きとしましては、平成25年秋、有名ホテルや百貨店のレストラン等のメニュー、料理の食品表示問題を受けて、平成26年に2度にわたって景品表示法の改正が行われました。
 1度目の改正は、不当表示等を未然に防止するため、事業者のコンプライアンスに関する規定が導入されたほか、都道府県においても、監視指導体勢の強化、つまり都道府県単位でも調査をして、措置命令、法違反を問うというような権限を付与することができました。
 この改正は平成26年12月に施行され、平成27年度には都道府県知事名で3件の措置命令が行われております。こういったことは、円滑にスタートを切ることが出来たのではないかと考えています。
 2度目の改正は、優良誤認や有利誤認といった不当表示行為に対する抑止力の強化のために、新たに不当表示を行った事業者に対して経済的な不利益を賦課するというかたちの課徴金制度を設けたもので、課徴金制度は本年4月1日から施行されています。まだ課徴金が課されたという事例は出ていませんけれども、年度内には1件ぐらい出てくるのではないかと考えております。
 このように景品表示法の大きな改正がありましたが、何が不当表示に当たるか、あるいは、何が過大な景品類の提供に当たるかという実体規定の部分は一切変わっておりません。ですから、その点は、ご安心いただいて、公正競争規約を従来通り守っていただく取り組みを進めていただければと思っております。
 景品表示法の運用につきましては、平成27年度は、13件の措置命令を行ったところです。今後も一般消費者の適正な商品選択の確保のため、景品表示法の厳正かつ迅速な執行に努めてまいります。
 また、法改正により導入されました事業者のコンプライアンスに関する規定に基づく処理というのは、平成27年度に84件の指導をしております。措置命令を行えば、事業者が講ずるべき、管理上の措置ということについて、指導・助言を行っているのですけれども、公表されていない指導案件についても、会社として、事業者として、ちゃんと社内を管理していただくようにしていただいています。
 景品表示法は、誤認を与える不当表示、商品選択を歪める過大景品類を広く規制するものでございますけれども、多種多様な事業分野の広範囲な商品サービスを対象にしているということで、極めて抽象的な記載になっております。
 他方、公正競争規約というのは、景品表示法をベースにして、更にサービスの特性とか取引実態に即した具体的な表示や景品のルールを作っていただいているもので、積極的な表示をするにはどうしたらよいかとか、基本的な表示についてはこういうルールでやりましょうというものを作って頂いており、まさに、景品表示法の目的達成に大きく寄与するものであると考えております。
 ですから、不動産公正取引協議会の役割も非常に重要であり、今後とも、消費者庁としても、期待をさせていただいているところでございます。
 消費者庁としましては、公正取引協議会とともに景品表示法の目的達成に向け努力するとともに、皆様方の活動を積極的に支援してまいりますので、引き続き、ご協力をお願いいたします。
 結びにあたり、貴連合会、また、各地区の不動産公正取引協議会、そして本日御出席の皆様方の今後の益々の御発展・御健勝を祈念いたしまして、簡単ではございますが私からの挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
(文責事務局)

公正取引委員会 事務総局 東北事務所
 寺本 取引課長 ご挨拶

 本日は、不動産公正取引協議会連合会第14回通常総会にお招きいただきまして、ありがとうございます。
 本日、東北地区をはじめ9つの地区から関係者の皆様多数ご出席の下、このように盛大に通常総会が開催されたことをお喜び申し上げます。
 また、日頃、皆さまにおかれましては、各地区におきまして、公正競争規約の遵守あるいは不動産連合会、各協議会の運営にご尽力いただきまして誠にありがとうございます。心から敬意を表したいと思います。
 さらに、公正取引委員会の日ごろの競争政策の活動に対してもご理解またご支援を頂きまして、改めて御礼申し上げます。
 先程、消費者庁の猪又課長補佐からもお話があり、話が重複するかもしれませんが、公正競争規約、これは事業者自らが表示や景品の提供について、業界の商品特性や取引の実態に即して、必要記載事項あるいは特定用語の使用、そういったものを定めてあるルールでございます。景品表示法どおり、消費者が合理的に自主的な判断で商品選択できる、そういう環境づくりのために極めて重要な役割を担っております。
 また、事業者が提供する商品の内容にあった表示をする、このことが私ども公正取引委員会が所管する独占禁止法が目指す事業者間の公正で自由な競争、これを確保するうえで必要不可欠なものでございます。言い換えますと、景品表示法あるいは独占禁止法の目的を達成するうえで、公正競争規約の果たすべき役割というのは極めて大きいものであると考えております。
 また、公正競争規約の根拠となります景品表示法、先程、猪又課長補佐からもお話がありましたけれども、平成26年に2回の改正がなされております。今年の4月には、一定の不当表示に対しては課徴金制度も導入されているところでございます。各事業者においては、コンプライアンスとともに表示の適正化により一層取り組んでいく必要があると思いますけれども、公正競争規約については、これを遵守していれば景品表示法上の違反行為には問われない、また、課徴金につきましても、遵守していれば、不当表示として課徴金を命じられることもないこと、これは消費者庁の制定している課徴金のガイドラインにも明記されています。公正競争規約というのは、その重要性が改めて認識されるとともに、また、今後ますますその役割への期待というのは高まっていくものだと思います。
 貴連合会、また、各地区協議会におかれましては、引き続き公正競争規約の遵守、また、違反行為に対する厳正な対処、こういった取り組みを通じまして、消費者が安心して商品選択をできる環境が進んでいき、また、事業者間の公正かつ自由な競争の一層の促進が図れることを期待するところでございます。
 公正取引委員会においても、景品表示法の違反行為に対する調査を行っております。また、消費者庁に協力するという形で、事業者からの相談対応ですとか、研修への講師派遣、そういった普及啓発活動にも取り組んでいるところでございます。
 公正取引委員会も景品表示法の運用の一端を担いつつ、業界における公正かつ自由な競争の環境整備に取り組んでまいろうと思いますので、引き続きのご支援・ご協力を賜りますようお願いいたします。
 最後になりますが、公正競争規約の遵守を通じまして、不動産業界が消費者から高い信頼を受け、業界全体が健全に発展しますことを祈念しますとともに、貴連合会と各協議会の益々のご発展と本日ご列席の皆様のご健勝とご活躍を心より祈念いたしまして私の挨拶とさせていただきます。
(文責事務局)

国土交通省 不動産業課
 佐藤 課長補佐 ご挨拶

 本日は、不動産公正取引連合会第14回総会にお招きいただきましてありがとうございます。
 また、総会がこのように盛大に開催されますことを心からお喜び申し上げます。
 ご出席の皆様方は、平素から、不動産行政をはじめ国土交通行政全般にわたり格段のご理解とご協力を頂きまして、誠にありがとうございます。この場をお借りしまして、厚く御礼申し上げます。
 近年、インターネットにおけるおとり広告について、各地区協議会において必要な措置を講じていただき、改善に向けた取り組みというのが進んでいると聞き及んでおります。これにつきましては、大変感謝しているところでございます。どうもありがとうございます。
 表示に関する公正競争規約、こちらに基づいて取り組まれる不動産広告の適正化に向けた事業というのは、消費者の保護、そして、不動産業界の健全な発展に欠かすことのできないものであり、皆さまは大きな役割を担っていただいていると考えています。
 国土交通省といたしましても、皆さまの取り組みと手を携えてやっていきながら、安心・安全な不動産流通の実現に向けて、併せて、消費者庁、公正取引委員会、関係機関との連携を深めながら積極的に対応していきたいと思っております。引き続き皆様のご協力を頂きますよう、宜しくお願い致します。
 貴連合会におかれましても、今後とも、公正競争規約の適正な運用の推進に努めていただくとともに引き続き不動産広告の適正化に向けた事業の充実に期待するところでございます。
 特に、これから年度末にかけて宅地建物取引が増加する時期になってくるかと思います。その中で、今後とも、業務の適正な運営と宅地建物の公正な取引の確保を図るためにも、関係者に対する注意喚起等をお願いしたいと思います。
 結びに、不動産業のさらなるご発展と本日ご出席の皆様の益々のご健勝とご活躍を祈念いたしまして、私の挨拶とさせていただきます。
(文責事務局)